UPDATE : 2001/9/17

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京都シネメセナ第2回作品『アイ・ラヴ・フレンズ』


■京都シネメセナについて

京都をテーマに映画製作企画を国内外から募集し、最優秀作品に京都市から助成金(1億円)を交付する京都市映画製作助成事業です。第1回作品は、エドワード・アタートン、鈴木保奈美主演の『いちげんさん』で、第2回京都映画祭(1999年9月)に初公開されました。
京都シネメセナ第2回作品『アイ・ラヴ・フレンズ』は、計21本の応募企画から聴覚障害者教育の発祥の地でもある京都を舞台により感動的なドラマを目指した、聴覚に障害のある人とない人との共同製作によって映画作りの新しい可能性を見出すことができる作品であり、京都市民が十分に関心を寄せ参加できる可能性を有した作品であるとして、選ばれたものです。

■ スタッフ・キャスト 

製作:(有)こぶしプロダクション
エグゼクティブ・プロデューサー:中橋真紀人
  プロデューサー:佐々木裕二/川崎多津也
  原作:山脇立嗣 戯曲「ずっと咲いている」

  監督・脚本 大澤 豊
  撮影監督  岡崎宏三
  手話監修  米内山明宏
  音楽    佐藤慶子

  キャスト  忍足亜希子/萩原聖人/藤田朋子
        /田村高廣 ほか

2001年2月22日 製作発表記者会見

■ストーリー


京都の街と人を写しつづけているろう者の女性カメラマン美樹(忍足亜希子)は、亡き夫が残していった写真館を義妹の遥(藤田朋子)とともに営みながら、一人息子の優太(落合扶樹)の成長を支えにがんばっている。そんなある日、子供の命を奪う交通事故を起こしてしまった悔恨に苦しみつづけている造園技師の真(萩原聖人)が供養にと育ててきた桜草の咲く広場で二人は出会う。真を励ましつづける造園会社の社長の松本(田村高廣)、彼の所属するライオンズクラブ、聴覚障害者協会や手話劇コンクールに参加する面々・・・美しい桜草の広場を心のポイントとして、美樹と真をはじめ多くの人々が心を通わせていく。

サンプルムービー
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■ 京都ロケ無事終了

主なロケ先
三千院、大文字送り火(ミレ二アム記念)、鴨川、
新京極、金閣寺、北野天満宮、今熊野小学校、
京都芸術センター ほか


2001年3月28日 京都・嵯峨野ロケ

■ スタッフ・キャストプロフィール

大澤 豊(監督)
 1935年、群馬県高崎市生まれ。
79年『ガキ大将の行進曲』で監督デビュー。81年に神山征二郎、後藤俊夫とこぶしプロダクションを設立。 戦時中の疎開学童たちを描いた『ボクちゃんの戦場』(85年)、甲子園を目指す沖縄の聾学校球児の姿を描いた 『遥かなる甲子園』(90年)、『戦争と青春』(91年:製作)、沖縄人の視点で沖縄戦を描いた『GAMA/月桃の花』 (95年)、骨髄バンクの問題を扱った『金色のクジラ』(96年)『アイ・ラヴ・ユー』(99年)など、独立プロで地味ながら問題意識をもった誠実な映画づくりを続けている。 平成8年に日本映画ペンクラブ賞を受賞した。

岡崎宏三(撮影監督)
 1919年生まれ。36年新興キネマ大泉撮影所に入社、39年キャメラマンとなる。62年、東京映画を経て東宝入社。 現在はフリー。『御用金』(69年・五社英雄)で毎日映画コンクール撮影賞受賞ほかブルーリボン撮影賞など多数受賞。 代表作に『青べか物語』(62年・川島雄三)『いのちぼうにふろう』(71年・小林正樹)『ねむの木の詩がきこえる』 (77年・宮城まり子)『GAMA/月桃の花』(95年・大澤豊)『アイ・ラヴ・ユー』(99年・大澤豊)。『アイ・ラヴ・フレンズ』 が145本目となる。キャメラマン生活60年の大ベテランである。
  
米内山明宏
 1952年、東京杉並区生まれ。70年東京教育大学付属ろう学校美術専攻科卒業。80年アメリカ・デフシアターの契約俳優として日米84箇所の公演ツアーに参加する。 黒柳徹子と出会い81年日本ろう者劇団を設立。その後も様々なパフォーマンスアートや創作劇を発表している。 87年に文化庁芸術祭に参加し、手話狂言で芸術賞を受賞した。97年よりNHK「みんなの手話」のメイン講師を担当している。 99年『アイ・ラヴ・ユー』で大澤監督との共同監督をつとめた。

忍足亜希子
 1970年、北海道生まれ。青葉学園短大家政学科卒業。NHKの「のっぽさんの手話入門」「のっぽさんの手話で歌おう」に出演後、 映画『アイ・ラヴ・ユー』の主演に抜擢されスクリーンデビュー。 第23回山路ふみ子映画賞(福祉)、第54回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞、第23回日本アカデミー賞協会特別賞受賞。 自然な演技とさわやかな笑顔で注目を集めている。

田村高廣
 1928年、京都府生まれ。阪東妻三郎の長男。 同志社大学経済学部卒業。53年松竹株式会社入社、『女の園』(54年・木下恵介)でデビュー。64年フリーとなる。 『仇討』(64年・今井正)、「兵隊やくざ」シリーズ(増村保造ほか)など出演作多数。80年には『父よ母よ』(木下恵介)、 『天平の甍』(熊井啓)『遥かなる走路』(佐藤純弥)、『動乱』(森谷司郎)に出演、その功績により日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。 また『泥の河』(81年・小栗康平)では、毎日映画コンクール最優秀男優演技賞を受賞した。 その後も『春駒のうた』(62年・神山征二郎)『海と毒薬』(熊井啓)など独立系作品での円熟した演技が光る。

萩原聖人
 1971年、神奈川県生まれ。高校在学中の87年に俳優デビュー。 同年『BU・SU』(市川準)に出演。90年には、『遥かなる甲子園』(大澤豊)、『鉄拳』(坂本順治)に助演する一方、テレビドラマでも活躍。 その後『橋のない川』(92年・東陽一)、『学校』(93年・山田洋次)、『月はどっちに出ている』(93年・崔洋一)、『教祖誕生』(93年・天間敏広) に出演し同映画でヨコハマ映画祭助演男優賞を受賞した。『マークスの山』(95年・崔洋一)でブルーリボン助演男優賞、日本アカデミー賞優秀助演男優賞などを受賞。 その後も、メジャー作品からインディペンデント系作品まで幅広く活躍している。

藤田朋子
 1965年、東京都生まれ。玉川大学文学部外国語学科卒業。88年NHK朝の連続テレビ小説「のんちゃんの夢」のヒロインに選ばれ好演。 その後、テレビドラマを中心に活躍。映画は、野島伸司脚本『スキ!』(90年・渡邊孝好)でデビュー。その後『ザ・中学教師』(92年・平山秀幸)などに出演した。 現在、TBSドラマ「渡る世間は鬼ばかり」にレギュラー出演中。